

東京
「瞑想の数値化」
チャレンジ
瞑想を数値化する時代へ

東京「瞑想の数値化」チャレンジ
2025年10月2日(東京)
10月2日(東京)
WMLとAll Hereは東京・八芳園にて、日本初となる、東京「瞑想の数値化」チャレンジを開催し、瞑想は新たな時代へと踏み出しました。
この前例のないイベントは、個人の内省にとどまらず、神経科学の力によって、瞑想を測定・観察できる新たな分野へと導きました。
来場者は、脳の活動や集中、自己認識、そして内面の静寂がリアルタイムで数値化され、スクリーン上に映し出される様子を初めて目の当たりにしました。
イベントのハイライト
イベントの最大の見どころは、内面の静寂を測定可能な成果として可視化した、科学的アプローチによるライブ・パフォーマンス、東京「瞑想の数値化」チャレンジでした。
3名のトップレベルの瞑想者が、革新的なシステム「QM3™(瞑想の数値化3)」に参加しました。これは、高度な脳イメージング・動的脳機能イメージング技術を用いて、瞑想の状態をリアルタイムで測定する仕組みです。このシステムは All Here の「瞑想の数値化システム・ダッシュボード(可視化画面)」と連携しており、各瞑想者の実践がライブで可視化・数値化されました。
実況と解説は、イギリスと日本で活躍するスポーツコメンテーターのロブ・ウォーカー氏とアレックス・ハットン氏、そして All Here の創設者 エルキン・ベクとチーフ神経科学ディレクター クリストフ・ミシェル教授が務めました。科学・テクノロジー・瞑想の世界が融合し、会場はまるでスポーツイベントのような熱気に包まれました。
リアルタイムで数値化される瞑想の瞬間
東京瞑想チャレンジからのライブ実況とともに
メインチャレンジに加え、会場ではゲストの皆様を迎え、プレゼンテーションやパフォーマンスも行われました。
特別ゲスト
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安倍昭恵氏, 社会貢献支援団体 会長(故・安倍晋三元首相の夫人)
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田中和徳氏, 衆議院議員 元復興大臣
ステージで語られたビジョン
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隈研吾氏 - 世界的に活躍する建築家。All Hereが開発した没入型XRプラットフォーム「Zenbu Koko」を公開。さらに、All Hereと共同で、インド・ヒマラヤに建設予定の先進的な瞑想サンクチュアリ・研究センターのプロジェクトを発表しました。
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エルキン・ベク(創設者・代表)/クリストフ・ミシェル教授(チーフ神経科学ディレクター)- WMLの構想、瞑想の科学、「瞑想の数値化・ダッシュボード」、そして革新的な「QM3™」を紹介しました。
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茂木健一郎教授 - 神経科学者、『生きがい(The Little Book of Ikigai)』の著者。「瞑想の数値化で生きがいを見つける」と題して講演を行いました。
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宍戸幹央氏(Zen 2.0/鎌倉マインドフルネスラボ)- 「マインドフル・シティ」をテーマに発表し、日本の禅発祥の地・鎌倉を、心の豊かさを育む理想的な都市モデルとして紹介。地域との協働の重要性を語りました。
文化パフォーマンス - 尺八奏者・黒田鈴尊氏による演奏と、赤坂陽月氏によるライブ・ループ演奏とハンドパンのパフォーマンスが披露され、古くからの伝統と現代的な表現が響き合いました。
イベントの終わりには、瞑想が可視化・数値化され、人の可能性を高める現代の探求へと進化していることが明らかになりました。このイベントは、瞑想を社会的に認められた競技分野として確立するための第一歩となりました。
All HereとWMLは、世界中の優れたパートナー、科学者、共同研究者、瞑想リーダー、そして実践者の皆様とともに、新たな歩みを始めました。
科学とテクノロジーとともに、瞑想の世界へ
フォトギャラリー
イベントの様子

参加者の成果を称えて
東京「瞑想の数値化」チャレンジでは、およそ100名の来場者を前に、瞑想が個人の実践の枠を超え、目に見える成果として新たな可能性を示しました。
パフォーマンスでは、瞑想をデータに基づく体験へと変え、リアルタイムで可視化された心のスポーツとして、新たに表現しました。
「これまでにないかたちで、静寂そのものが測定可能となりました。そして、心の内側を見つめる瞑想は、単なる実践を超え、測定可能な新たな探究へと進化しました。私たちは、瞑想の測定と鍛錬を重ね、世界へと広げていくことができるのです」
— WML創設者 エルキン・ベク

実演参加者ハイライト
鶴森久美氏(最高スコアを記録
落ち着いた集中力と内に抱く静けさが印象的で、卓越した注意力と自己認識を体現しました。東京チャレンジでは、QM3™の最高スコアを記録。
「病気をきっかけに瞑想を始め、それ以来、毎日欠かさず続けています。瞑想はいまや私の人生と心身の健康に欠かせないものになりました。
もし日々の中でストレスや不安を感じている方がいらっしゃるなら、私と同じように、瞑想が心の平穏をもたらしてくれることを願っています」
彼女は、瞑想を続けるうちに、少しずつ体調が改善していったと語り、
「仕事などでストレスを感じている方にも、瞑想を通して心の安らぎを見つけてほしい」との思いを伝えました。
水野裕氏
穏やかで地に足のついた落ち着きと、芯のある静かな力強さを備えた存在感でチャレンジに臨み、WMLの精神を体現しました。
「最初は、静かに瞑想するだけでは会場の皆さんにとってあまり面白くないかもしれないと思っていました。でも、瞑想が終わったときに拍手が起こり、とても感動しました。参加して本当によかったと思います。ひとりで瞑想する時よりも心拍が速くなっていましたが、時間が経つにつれ、意識がこの場とひとつになり、静かな安らぎを覚えました」
オアナ・ブディカスタンチュ
品があり落ち着いた佇まいで、静かな自信をもってステージに立ち、その穏やかな存在感からは、修練を重ねた深みが感じられました。
「他の人と並んで、観客の皆さんに見守られながら瞑想するというこのイベントが、私にとって普段とは違うものになるとわかっていて参加しました。瞑想の最中は穏やかで、心から楽しむことができました。それこそが、いちばん大切なことだと思います」

実演参加者の紹介

水野裕氏、鶴森久美氏、オアナ・ブディカスタンチュ氏
水野裕氏
東京を拠点に活動する、全米ヨガアライアンス 200時間のヨガ講師。自己探求と、体と心のバランスを大切にした生き方への関心を原動力に、国際的なキャリアを築いてきました。その歩みの中で、内なる変容の手段としてヨガ、プラナヤーマ(呼吸法)、そして瞑想を探求し、同じ志をもつ人々と実践を共有しています。
水野氏の実践には、10日間のヴィパッサナー瞑想リトリート、2週間のチベット仏教リトリート、200時間のプラナヤーマ研修、インドのラマナ・マハルシのアーシュラムでの2週間の滞在が含まれます。現在も多様なヨガの伝統を学び続け、東京の寺院で定期的に禅の瞑想を行っています。
多様な学びを統合しながら、仕事での成長と精神的な充実を調和させる生き方を体現するとともに、その実践を分かち合っています。
鶴森久美氏(最高スコアを記録)
日本出身で、現在はイギリス・シェフィールド在住。テーラワーダ仏教のサマタ瞑想を、16年以上にわたり実践しています。瞑想を始めたのは、慢性疲労症候群(CFS)に伴う強い不安や疲労に悩まされていた時期のことでした。
実践を始めて数か月のうちに、不安をコントロールしやすくなり、瞑想後には活力を感じるようになりました。こうした変化を通じて、瞑想が心身の健康に役立つ力強い方法だと確信するようになりました。長年にわたる継続的な実践により、精神面・身体面の両方で大きな改善を実感しています。
瞑想以外では、陶芸に親しみ、心を静めながら創造の喜びを味わっています。東京「瞑想の数値化」チャレンジに参加できたことに深く感謝し、この取り組みを通して、内なる体験を分かち合うことで新たなつながりが生まれることを願っています。
オアナ・ブディカスタンチュ氏
スイス・ジュネーブを拠点とする中医学医師。15年以上にわたり瞑想を実践しており、タイのディパバワン瞑想センターやスアンモク寺をはじめ、東南アジア各地のテーラワーダ仏教の僧院での集中的なリトリートを経験しています。ミャンマーでは、パオ・セヤドーのもとで2度のヴァッサを過ごしました。
また、ナンダマーラ・ビヴァンサ教授のもとでアビダンマとパーリ語を学び、毎年ヒマラヤの洞窟で独修リトリートを行い、静寂の中へと立ち返っています。彼女にとって瞑想は、気づき、明晰さ、そして智慧へと至る道です。
瞑想以外ではスキューバダイビングを楽しんでいます。東京「瞑想の数値化」チャレンジに参加できたことを光栄に感じ、深い瞑想がもたらす変容の力が広く伝わることを願っています。
見えないものを数値化する
東京QM3™チャレンジ
高度な脳イメージング・動的脳機能イメージング技術を用いて、All Hereの「瞑想の数値化システム・ダッシュボード」に統合された各実演参加者の瞑想が、以下の指標を通じて可視化・数値化されました。
瞑想の数値化システム・ダッシュボード

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集中力&マインドフルネス指数(CMI)
今この瞬間の注意力と自己認識を反映します。
• 過去や未来の思考から心が離れ、瞑想に集中していると指数は上昇
• 心が安定し集中できているのか、気が散って落ち着かないのかを明確に示す指標
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心の静寂度指数(SMI)
心の静寂度指数(SMI)は、心が静まり明晰さが保たれる深い瞑想状態を示します。心の静寂へと到達していく過程を表しています。
心の静寂度指数(SMI)は、集中力&マインドフルネス指数(CMI)を土台とし、深い瞑想状態を示す、追加の脳波変化を取り入れて計算されます。
CMIはリアルタイムで計算されダッシュボードに表示されます。一方、SMIはセッション終了後、QM3の枠組みの中でオフライン解析されます。
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QM3 瞑想のピーク
QM3は、瞑想の頂点を示し、その状態を一瞬ではなく3分間持続できる力を表します。瞬間的な高まりは誰にでも訪れますが、連続する3分間は安定と深さを意味します。
瞑想の上達は、練習時間の長さではなく、心が深く落ち着き、揺るがない状態をどれだけ保てるかで示されます。
QM3は深さを捉え、量より質を重視し、時間の長さではなく本物の成果を示します。瞑想のピーク状態で、実践はさらに加速し、意識は大きく高まり、周囲の人々にも可能性を呼び覚ます力を与えます。
















































